Discography No.2      /→No.1

☆おまえの骨はガラスじゃない☆<購入方法>

セカンドアルバム

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★アルバム収録曲の誕生エピソード★

1.Pinhole Nite

引っ越してきた当初、方向音痴の私には駅から10分足らずの自宅に辿り着く事さえ非常に困難でした。地図を持ってしばらく通っていたのです。

夜、酔っぱらって駅からの帰り道。やはり迷子になってしまい、なんとも情けなくなって泣けてきた時、街灯がぼや〜っと涙で滲んでみえてピンホールカメラの世界になり「うわ。綺麗。」と、

とたんに幸せになって気持ちよくなってしまい、憶えていないけれど、なんとか家まで辿り着いたのでした。

その時、みえたピンホールの夜の朧げな印象から生まれた曲です。

2.踊る太陽

この曲の詞に書いてある事は、常に私の腹の底で沸々とマグマのように存在していてこれらがいつも私を突き動かしています。そのマグマが時々爆発する時があって、興奮しすぎて泣いたり、怒ったり。

これもその状態で出来た曲。なのでイントロや、間奏の和音の積みや、エンデイングの拍子が変わる場面などのアレンジメントに関しても作っていく過程を全く憶えてない。勢いで出来てしまった。です。

〜強いだけじゃ踊れないのよ。〜 です。エンデイング浦さんも爆発。素敵。

3.ひこうき

作曲段階で、難航した曲です。古くからモチーフは、あったのですがサビが全然別の形であったり。

歌ものより器楽曲ばかり書いていた当時の私の思考回路の悪さというか、頭の固さというか、随分それで苦労しちゃいました。

歌なのに、言葉より、音、アレンジが核になって先行して曲を作ってしまう傾向がありました。

う〜んと、もがきながら、先に詞を完成させてみると、曲の方向、アレンジなどの道は今までが嘘のようにす〜っと導かれるように出来るもの。

こんな当たり前な事にやっとこさ気づいてから、私の曲の作り方は変わりました。

この曲は、とにかくあま〜くしたかった。〜旅にでよう。荷物なら、あなただけでいいわ。〜って。

あ、あと、録音し終わった時、玉城さんに、「いい声じゃ〜ん!」って言われたのがとっても嬉しかった!えへ。

4.紙きれガラス星

さぶちゃん(田ノ岡三郎)との演奏は、いつも、糸が一本ぴ〜んと張りつめていて、それがさぶちゃんとの繋がっているみえない糸。すごく細いのだけれど絶対切れないような心強さというか逞しさがあって、それを決して緩めないように演奏するのが私の目標であり、そこへ到達できるとほんとに何とも言えない心地良さが待っています。だから一生やめられない。さぶちゃんの素晴らしい力ですね。

これからもどうかよろしく。

〜君がいなくちゃ、なんかあじけないよ。〜 とっても大事な人に対してもこんな風にしか言えないなんて!

 

★アルバムに参加してくれた音楽家からのコメントです★

松田“FIRE”卓己  アルバムにについてお話ししてくれています。さんきう!ふあいやふあいや。

収録曲「紙きれガラス星」と「雲の上の娘」が試聴できます。

 

浦清英 (Organ,Rhodes,Sax,Low whistle)

「おまえの骨はガラスじゃない」の録音のことで思い出すのは、やはり「紙切れガラス星」のことであるなあ。

その日の僕が録音に参加するのは夕方からだったのですが、ちょいとひらめくところがあってだいぶ早めに録音場に向かったのです。
その録音場は建物の2階にあって、壁に面しているところが横一列に大きなガラスになっています。録音場の扉を開けると冬の気の早い西日が差し込んでいて何とも明るい。

中に入って窓際の椅子に座って、「ああ、今録音しているのだな」と気が付いた。暫くしてからではないと、今現在録音しているのだとは分からないくらい、凛としたたたずまいの曲だった。つまり、これはどういうことかというと、録音された曲というのは最初から完成しているわけではなく、音楽家や技師の共同作業で少しずつそれらしい姿になっていくのですが、この今聴いているこの曲は、今まさに初めてかたちになりつつあるはずなのに、まるで完成形を聴いているようだ、とまあこんな具合です。

その後出来上がったアルバムを聴いてこの曲にまた出会ったとき、その曲は完成形であるはずなのにまるで今誰かがそこで演奏しているようだった。

鈴木朋という人と田ノ岡三郎という人が今壁一枚向こうでつむいでいる、その「紙切れガラス星」という曲。生まれながらにして出来上がっていたその曲を聴くとき、僕もその瞬間に出会えるような音楽家になりたいと強く祈るのです。